ミカン科ミカン属の常緑小高木で、柑橘類の1つ。ホンユズとも呼ばれます。果汁は少なく、果実の酸味と香りが好まれて、主に果皮を日本料理の香りづけに使用。消費量・生産量ともに日本が最大。

高さは4m程度になり、樹勢が強く、直立して大木になります。葉腋に棘があり、葉柄に翼があります。この葉柄の翼によってユズの葉は小さな葉と大きな葉が連なって、関節があるように見えます。

花期は5～6月頃で、葉のわきに径1～2cmほどの白い5弁の花を咲かせます。果期は9～12月で、秋には球形の果実を結びます。果実は直径4～8 cm、重さ約110gになり、果皮の表面はでこぼこしています。酸味が強く、独特の爽やかな芳香を放ちます。